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【ネパール人はなぜ幸せなのか? 突撃インタビュー&分析してみた】

ナマステ

実は今月17日から

ネパールにまた来ています。

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隣にいるのは

追手門学院大学の後輩の大島玄くんです。

彼はアートを通じて

この社会に何かを発信したい

と考えている学生です。

 

 

個人としての表現者=アーティストは

感覚的に物事を進めるんでしょう。

話が全く通じません。

話の論点がすぐ、ぶっ飛びます。

感性がすごいのです。

 

 

きっと彼の頭の中では

図やイメージが完成されているんだと思います。

 

彼のアートを見た時

僕は色んなことを質問するのですが

そこに関しては理論的な話は無いものの

しっかりと説明してくるんですね。

 

彼の作品を少し、、、

感覚的に物事をこなせる人ほど

すごい人はいないなー。と思うばかりです。

 

 

 

僕みたいな凡人は

彼のような感性がないので

事例や理論を知識と化して

皆に説明するしかありません。

 

 

役割分担だと、僕は思うのですが

僕自身はロジックと感性を

社会にインパクトを与えられるレベルまで

は引き上げていきたいと思う最近です。

 

 

だから、こう言った人たちと

関わることはすごい有り難いことです。

 玄くんありがとう。

 

 

さて、話を戻しますが。

ネパールに来ると、毎回感じる事があります。

『あ〜、ネパールの人って幸せそう

思います。。

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“よく笑う”

“家族といる事が幸せ”

“物がなくても不便そうじゃない”

“毎日、同じ服を着ている”

“5分働いたら、10分休憩しよう”

“ゆっくり行こうよー”

 

 

なんか。

僕たち日本人にはない

価値観なので。

こういう状況を見た時に

多くの日本人はきっと

『ハッピーだな〜』と

思います。

 

実際に

ネパール人の心に惹かれて

ネパールを好きになる人

が沢山います。

 

 

なんせ。

日本とは全く逆のことが

起きてますもん。

ほんと真逆です。

 

 

人って基本的に自分に無いものに

目が行くと思うんです。

 

例えば、ルックスでいうと

『筋肉がうらやましー』

『肌が白いのいいなー』

『身長が高いのいいなー』

とか、思っちゃいますよね。

が故に、西洋の人に憧れを抱き

服装まで真似しちゃいます。

彼のように

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ベッカムになりたい。切実に。笑

 

 

では。ここで疑問が?

なぜ彼らは僕たちにはない価値観

を持っているのでしょうか?

 

 

 

そこで

たまたま街で見かけた数人にインタビューを行い、インタビュー対象者の現状を僕なりに分析してみました。

(多数の事実に基づいている訳ではありませんので、そこはご了承ください)

まずは、彼らは何のために生きているか?

についてマズローの欲求5普段解説を引用し

分けようと思います。

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20歳の青年にインタビューしました。

1時間くらい

ベンチで座っていたので声をかけてみました。

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お母さんはヨルダンへ出稼ぎに行き

お父さんは他界されたようです。

現在は中学生の弟と

おばあさんと暮らしており

彼がご飯を作ったり

弟の面倒を見るようです。

 

彼は、

18歳の高校卒業後は就職先がなく

会計の仕事をたまにこなしながら

これまで過ごして来ました。

 

 

 

そんな彼に。。。

『幸せですか?』と聞くと

『幸せです。』と答えます。

『なぜですか?』と聞くと

『わからないけど、幸せ』と答えます。

『どういう時が幸せか?』と聞くと

『お母さんが、帰って来たときかな』と答えます。

 

ちなみに、彼のお母さんは

家にお金がないので

7年間もヨルダンにいるそうです。

今年の夏頃に帰ってくる“かも”?

ということらしいです。

 

 

日本では海外で働くことは

ステータスと見られていますよね。

これからの日本では当たり前になるべき

だと考えるのですが。。。

 

とにかく、

生きるために海外で働く

という現実。

 

日本とは全く異なる

意味を持っていますね。

彼らの思いも理解できるんです。

 

 

家族と過ごせて

美味しいご飯を食べれて生きていける。

それに越したことはないと思うんです。

むしろ見習いたいです。

 

 

 

では、彼自身が将来成したいことを

つまりは自己実現の欲求を確かめるために

『自分自身が、誰かのために、

やりたいことはありますか?』

と聞くと

 

『何かをしたいけれど、

お金がないから出来ない』

と彼は答えました。

 

『お金があったら、何をする?』

と聞くと

『んー。まだ考えていないや』

と言います。

 

 

つまり、

問題はお金ではないんですね。

【本当にやりたいかどうか?】です。

本当にやりたければ

もう行動しています。

 

 

しかし、

行動しない理由はある筈なのです。

インタビュー結果によると、

彼らは自己実現の欲求のフェーズ

にいないことになります。

 

 

おそらく、

社会的欲求、尊厳、評価の欲求にいます。

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もう一度。どうぞ。

 

 

だから日々の楽しみは

ご飯を食べる

家族や恋人と時間を過ごす

寝る

という人間の基本的な欲求が

強く影響してくる事になるんです。

 

 

別にサボって生きている

というわけではなくて

これが満たされることが

彼らにとってハッピーなんです。

 

 

簡単な例えで言うと

日本の中学生3年生くらいの感覚です。

日本において、

いじめなどが

問題視されていますが

 

一般的には

目の前のことを、楽しむ。

家族と過ごす。

友達と遊ぶ。

彼女とデートする。

 

と感じている中学生が

僕自身が感じて来た中では

多いと思っています。

 

 

では、ここからが重要です。

社会的欲求、尊厳、評価の欲求にいる

彼らがなぜ違う価値観を持っていて、

幸せに生きているのか?

ということを逆手にとると

なぜ自己実現の欲求のフェーズに

上がる事ができないのか?

ということにつながります。

 

 

今回は、自己実現の欲求のフェーズに

上がることができない要因について

考えていこうと思います。

 

 

私は

3つの要因

複雑に絡み合っていると考えます。

  1. ・経済(開発途上国)
  2. ・教育(学校教育、親の教育)
  3. ・宗教(カーストによる支配)

では参りましょう。

1【経済】

人口 2,649万人(2011年、人口調査)

識字率 65.9%(2011年、国勢調査)

GDP実質成長率 6.94%

引用:外務省HP http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nepal/data.html

GDPは2兆6000億円ほど。

ネパールの経済は20%ほどが観光で回っており、

約30%は農業で経済が回っています。

HPネパール産業省(2017年 11月)https://nrb.org.np/red/publications/economic_bulletin/Macroeconomic_Indicators_of_Nepal–2017_11_(November_2017).pdf

 

 

それに反して、

人口の80%が農業に従事しており、

残りの人口の20%が観光、IT

建築、貿易などの産業に

従事しています。

 

 

となると。

国土のほとんどが山のネパールでは

農業のGDP30%80%の人口で分け合っており

70%20%で分け合っていることになります。

 

とんでもない差です。

 

 

農業を行う80%の人々

いわゆる農村部に

住む人々は作ったものを

ブローカーに安く売る日々

過ごしています。

 

 

ブローカー(運送会社)

も生きていくのに

必死なのです。

 

 

農家の人々が

食料の消費量が多いカトマンズに

売ろうと思っても

運ぶ手段である車を買うお金がない

また、人手がいないので運べません。

 

 

ネパールは農協がないので

家族単位で農業を行います。

この女の子。5年ほど前まで鍾乳洞に住んでいた村の子です。

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農家には

制度も安定した収入もないので

この子は大きくなると

おそらく農業のお手伝いをします。

 

 

不作の時には特に男の子は

カトマンズに働きに

行かなければならない。

 

 

農家は周りと協力しようという

試みもありません。

これは悪いというわけではなく。

村では全ての出来事が自己責任であるという考えに

基づいているということなんですね

 

 

また最近では、

村から若者が消えていってます

出稼ぎに行く若者が増えているので、

過疎化が進み農業ができない

状況にあるのです。

 

 

出稼ぎに行くことの方が、

家にとってもメリットである

と考えたのでしょう。

 

 

 

これまで自給自足で

成り立っていた農村部の人々が

貨幣経済に飲み込まれ始めている

ことを象徴しています。

 

 

日々、

目の前を生きる事に

精一杯なんです。

井戸が欲しい。

いますぐお金が欲しい。

電気が欲しい

TVが欲しい

バイクが欲しい

と思うことは

当たり前のこと

なんです。

 

では、一方の観光業に

従事している人となると

日本人よりもリッチな人が多く

私立の英語だけを使った教育や習い事

将来はアメリカ、オーストラリアに留学

海外の優良企業で働くといった現状です。

優秀な人間がどんどん、

外国に出ていってしまうんですね。

 

びっくりしたのが子供に

100万円以上する

トヨタのかっこいいバイクを

プレゼントする親もいます。

 

 

そのくらい生活レベルの

差があります。

 

農村部と都市部の

貧富の格差は広がるばかりです。

 

これでは

ネパールの経済の発展

税収の増加は見込めません。

よって福祉の向上も見込めません。

※国内での政治派閥、インド、中国との国政も関わっていますが、今回はおいておきます。

2【教育】

僕が比較的貧困層の子供たちと

ストリートで球を蹴っていた時です。

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『彼らに将来の夢は?』と聞くと

『夢はない。わからない』あやふやな英語で言います。

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真ん中の子がインタビューを受けてくれた子です。

お礼にボールをゆずりました。

 

 

では、貧困層の子供たちの家の横に住む富裕層の子供達に聞くと

『医者になりたい。先生になりたい』綺麗な英語で言います。

 

 

富裕層の子は、

夢のために勉強を頑張る環境が

親や学校教育で用意されています

自己実現の欲求を達成するための環境つくりはあるのです。

 

子供たちは

医者がどういうものなのか

どうやったら医者や先生になれるか

あやふやだけど知っているんです。

 

子供達が、夢を意識しながら

勉強をしているかは別の話ですが。

 

もちろん教育に

熱心な経済的貧困層の方はいますが

ほとんどの人は教育を幼少期に

受けてきていないので。

重要性がわからない

ということが現実です。

 

 

教育による知識、経験、環境

の差については

ネパールでも日本でも

当てはまる現象なのかなと思います。

3【宗教】

ネパールはカーストによって、

統制されていた王国でした。(今は法的に禁止されています)

批判を恐れずにいうと、

 

「古川という名前の人はこの仕事しか、してはいけません。」
と王国に決められていたんですね。

 

職業の選択の自由がありませんでした。

 

一見、人権の側面から見ると、

「なんてことだ?」と思うかもしれませんが

 

しかし、

社会主義国家と似通う部分があり、

国王国家として合理的に

食べ物、服、機械を作るような

仕組みだったんですね。

 

 

職業を得るために

新しく勉強する必要も

ありませんでした。

 

家業を継げばいいだけですから。

 

悪いとは思いませんが

制度として長続きはしない。崩壊してしまいます。

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歴史からも読み取れます。

 

 

なので、

自己実現の欲求に上がる障壁として

カーストという文化を受けて来た親は

その価値観を強く持っているとしたら

子供に受け継がれ強く残っている

と推論ですがそう思います。

 

 

3つの要因を踏まえて。

多くの複雑な要因が

絡み合って、

今のネパールの人の人格が形成されています。

 

では、本題の自己実現の欲求に到達出来ない理由とは何でしょうか。

マクロな側面では

機会の平等の欠如

ミクロの側面では

個人が自覚している

この2つが、

自己実現の欲求に到達出来ない理由であると考えました。

 

日本では、

すべての人が

学校教育等の機会の平等が

ネパールと比べると保たれています。

 

さらには

学校では日本社会に順応する人材育成

自己実現の欲求に上がるように

あてはめられるので

 

それに順応できない子は

他人と比較して

病んでしまう傾向にあるのでは。。。

と考えるわけです。

専門家ではないので、教えてくださると嬉しいです。

 

一方でネパール人が病まないのは

誰かと自分を比較する機会が

多くはありません。

というか比較しようとも

思わないんですね。

平等なことなんてない

ことを自覚しているからです。

 

ミクロな家族単位で見ると

多くのことを

親や国から得られるという事に

味をしめた人が少ないので

機会が平等ではないことが

わかるんですね

 

与えられない環境が当たり前ではない

ような環境的な支配に対して個人が自覚し、

無力だと思うと

 

既に与えられた物事に

ハッピーを感じることは

人として当たり前のこと

なんだと僕は思うのです。

 

 

だから、

ネパールの人は

幸せそうに見えるんだと

思います。

 

目の前のことを

精一杯に彼らの規範で

生きているんですから。

 

 

個人がしっかりと選択をして

生きている。

生きている。力強く。

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ネパール人は私たちと

生きている規範が違います。

求められることも違います。

 

 

やりたいことを

探さないといけない日本は

本来、人が生きていくための欲求は

クリアしているのに

それ以上を求められる。

 

そりゃ、しんどくなります。

好きなことであったとしても、

やりたくないときもあると思います。

 

 

でも、そこで逃げるんじゃなくて

休んでみて、家族や人、環境のありがたみを感じ

また前に進むといいと思います。

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『楽しくいこうよー』

 

 

個人的な意見ですが

それが日本社会で生きていく術なんだと思います。

情報とモノでお腹がいっぱいになった

僕たちが学ぶべきことがネパールにはたくさんです。

 

 

もっと、家族、友達、環境、知識に

感謝していこうと

学ばせてもらえるんですね。

 

僕が、3年間というまだまだ短い期間ですが

来て、感じたところです。

 

良かったら、ガンガン突っ込んでください。

あ、シェアもしてくれるとすごい嬉しいです。

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・・・いつもありがとうございます。

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幸せ

古川しゅうと すべて表示

どもども、努力は実る。馬鹿でも出来るってことをこの社会に示したい。
この社会でボクはどう生きたいのかを赤裸々に、でも怯えながら更新中

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